ハワイに枝豆売り込め 中札内

中札内村農協(山本勝博組合長)は、米国ハワイで21、22日開かれる商談会に初参加して全道一の生産量を誇る枝豆を売り込む。参加する全国70企業・団体のうち、十勝管内からは唯一の出展。東日本大震災の発生で停止に追い込まれていた輸出にも回復の兆しが出ており、年間700万人もの観光客が訪れるハワイで、山本組合長自ら先頭に立ち、枝豆の販路拡大に努める。

 商談会は「第1回ふるさと食品商談会 米国・ハワイ州会場」。国内外の見本市や展示商談会の開催で実績のある企画会社エグジビション・テクノロジーズ(東京)などが企画した。参加は水産品や菓子飲料、麺類などの食品加工会社。同社からの依頼を受けて、同農協はハワイなどの流通業者に枝豆を売り込むチャンスになると判断して出展を決めた。

 商談会では冷凍食品「そのままえだ豆」などの3種類を出品し、バイヤーらに試食してもらう。米国企業との取引も既に1件決まったという。山本組合長は「日系人や観光客らに高品質な枝豆をPRしたい」と話している。